2009年01月14日

未来学 方法論序説

未来学はご存じだろうか?つまり未来を予測し対処するための学問である。未来を予測?当たるわけないだろうと思うでしょう。それは正しいと思います。全部当たる訳がありません。未来学は未来予測を当てることが目的ではありません。未来を創造し、対処するために予測をしてゆく学問であります。でもこれって我々が企業や生活で日常的にやっていることなんですよね。企業の投資、研究開発、新規事業、マーケティング、長期経営計画や個人の株投資、保険加入、住宅ローン、大学進学や資格取得など将来を考えてのことですよね。また雑誌やテレビでも、将来こうなる!という特集はやっております。つまり我々の活動自体が未来学思考の日々なのです。ならば未来がどうなるのか?を体系的に勉強した方が自分や企業の将来のためにより正確な対処をし、夢を実現してゆく方向に近付けるのではありませんでしょうか?

 未来学は皆さんの将来を皆さん自身が考えるためのツールなのです。人が予測したことも重要ですすが、やはり最後は自分の決断が大事。予測の考え方なども勉強しておいた方がよいです。未来予測をする場合、これから上がりますよと同時に下がりますよと分析者の意見が対立する場面があります。私たちはどちらの意見に従えばよいのでしょうか?そういう場合やはり考え方を学んでいた方がよいですよね。この人たちはどういう立場で情報発信したのか?人々をどのように導きたいのか?どのような背景をもっているのか?どのような思想なのか?楽観論者か悲観論者か?どのような要因を抽出しシナリオプランニングしたのか?などを自分で考えると見えてきます。予測の対立は一見すると受け手としては困りますが、実は考える際には、問題の所在を見つけるために有効であります。

 未来学というものを是非会得して頂きたいものです。 未来学は欧米では当たり前の学問であり、フューチャロジーといわれております。欧米では市場調査とは別に未来予測会社があります。大手企業や政府機関が活用しております。

 未来予測会社は、シンクタンク同様に提言する機関として機能しており、日本のような霞が関の白書制作請負や情報システム会社とは一線を画します。このような事業体を持つ、日本のシンクタンクは自分の都合に合うものを取り上げる、つまり資本の論理として既存事業に支配された情報しか提供できないので未来予測は非常に難しいですね。

 また専門分野に優れたアナリストを抱える市場調査会社や証券会社もありますが、今度は業界や市場という枠を決めて分析しているために、社会全体の最適化シナリオが見えないこと、また業界が衰退すると、自分達の予測するものがなくなるため、否定せざるを得ない立場になります。

 また銀行系や新聞社系の研究所からは毎年来年はこうなると予測本を買いておりますが、各項目を専門家に書いてもらっているため、全体のベクトルが見えなくなることが多々あります。私は何もアナリストを否定している訳でもありません。彼らの存在理由は今後もありますし、役立つ専門知識で今後のことを考えていただければと思います。私がいいたいのは木を見て、また同時に森を見る努力もしましょうということです。未来学を活用し、社会全体のベクトルを考えましょうということであります。その中で木を見ると今までとは違う見方もでてくるのではありませんでしょうか?

 未来学はそんなに難しいことではありません。単純な方程式であります。
 それは情報収集×思考方法×知的好奇心→想像→対話であります。 
 情報収集としては、問題設定のたて方、情報収集方法と情報量と情報質。特に情報収集方法が鍵になります。
 オープンな情報とクローズの情報、情報発信源の確認などを見極めることが鍵になります。
 思考方法は色々ありますが、要するに情報をどのように料理するかということです。でも
ここで間違える人間が多くおります。私はメソッドシンドロームと名付けておりますが、
MBA帰りや外資系コンサルティングに多いのですが、変わった分析方法を開発しては、そ
れを使いたがるもので、いかにも分析しましたと気持ちになるのでしょうか。

 事実からではなく、方法論に合わせた事実のみを抽出する曲学阿世が多いのです。ここでは集めた情報をいろんな角度から考えてみることが大事なのです。つまり情報を疑い、真意を図る場とお考え下さい。未来を推し量る兆候は今現存してある情報からであり、思考方法ではありません。その辺を注意して下さい。

 また大事なのは、知的好奇心であります。あらゆる事象に対する興味です。興味がないと問題意識がわきません。情報収集意欲も落ち、あらゆる情報を関連付けて想像することができません。エジソンの幼少期ではありませんが、すべてに疑問を持ち興味を持つことが肝要です。

 次にそれらを利用し想像することです。頭の中で沢山妄想して下さい。夢の中で想像することも大事かも知れませんね。頭の中に色んな絵を描いては疑い、沢山作って下さい。その中から、奇抜な考え方やアイデア、まっとうな考え方や方向性が見えてくると思います。

 また最後に他人と対話をして下さい。つまり想像したことを言語化、論理化するのです。対話を通じて反対の意見なども付け加えて、また想像して下さい。さらによいアイデアや未来を考えられます。

 でもこれって未来学だけではなく、情報学ではないの?そうなのです。未来学は情報学なのです。情報をどのように集め考え想像し発信するのかということなのです。ということはこれからの情報化時代に不可欠な考え方なのです。

 未来学というからおこがましいと捉えるかも知れませんが、そうではなく、皆さんが集めている情報生活の中から、次の行動に進むための考え方と思っていただければとおもいます。

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タグ:未来学
posted by ネモ提督 at 03:25| Comment(0) | 未来戦略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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