2009年01月18日

【恋愛・結婚ネタ】 結婚制度と恋愛戦略に関して

 古代および中世の農村共同体における結婚制度とは、共同体の家父長による女性の交換行為であるとされている。つまり共同体同士の関係性を戦争行為をせずに維持するための道具であったのである。近親相姦では現在劣性遺伝子の子供が生まれるからとされているが、必ずしも劣性が生まれるとは限らない。むしろ優性が生まれる確率のが高い。近親相姦を禁止したのは、家族内、その延長線上としての共同体内での婚姻では共同体間での関係性が損なわれ、古代社会や封建社会における農業社会では成立しないからである。農業社会において共同体間の関係性は、貿易もさることながら、河川の利用や木材の利用などで、相互利用しあう仲であった。そのためにも共同体間の関係性は非常に重要であったと思われる。

 しかし近代主義社会になり、市場経済が導入され、工業社会になるとともに、結婚制度としての交換行為は、共同体の家父長の意見は重要視されなくなった。このことは農業社会=長男相続重視社会と、工業社会=次男以降の労働力確保社会の相違があると思われる。
工業社会で次男や次女などが重宝される中で、彼らの家族を形成するに当たっては、農業社会の家父長にとって関係ないことであり、また労働力を簡単に解雇できる資本家にとっても重要ではなかった。
次男・次女以降の人間たちの結婚行為は自主的に選択することが求められたである。

 ここに結婚制度に、恋愛が生まれる土壌があったといっても差支えないだろう。つまり自由恋愛する労働者同士が、自分たちの能力や容姿を商品としての魅力とすることで、市場原理の中で競争展開してゆき、自分に適した商品を探索してゆく行為。恋愛結婚というシステム=市場原理が登場したと言ってもよいだろう。資本主義形成とともに、恋愛結婚というのは世界的に拡大していったのである。核家族という単位もそれで誕生したのだと思う。

 資本主義システムの中で経済成長がしている間は、恋愛という遊び行為から結婚という労働行為に昇華させるのは、女性にとっては、プラスサムになるため、問題なく結婚に踏み切れた。簡単に言えば、終身雇用で昇給し続けるので、誰ともでも結婚は可能であった。むしろ結婚することがメリットが大きかったと思われる。

 しかし経済成長が鈍化し、マイナス成長する中で、男性の労働力給与が伸び悩む中では、恋愛結婚は非常に困難な状況になりつつあると思われる。ましてや子供を2人以上産むのは非常にリスクが高くなりつつあり、現在恋愛結婚制度自体が崩壊しようとしているのかもしれない。

 今後の恋愛や結婚制度がどうなるのか?未来学者としてはある程度の仮説を持っているが、まだ完全ではないので、ここでは言及しない。
しかしサラリーマン=専業主婦体制が崩壊する中で、恋愛結婚制度も崩壊するということを認識しておいた方がよいであろう。

 さぁあどんな恋愛や結婚制度になるのでしょうかね?今までの非常識が常識になると思いますよ。共同体の交換行為から見たら、自主的な交換行為の恋愛とは、非常識であったと思いますので・・・。
タグ:恋愛 結婚
posted by ネモ提督 at 14:16| Comment(0) | 恋愛・結婚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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